一陽来復(いちようらいふく)?
冬至と言えば、
日の出が遅くて、日の入りが早いって
誤解されている方も多いようですが、
日照時間が短いってことなんですよね
一陽来復(いちようらいふく)
日本では、冬至は日照時間が短い=太陽の力が弱まる日
冬至を境に、太陽の力が蘇る
この日を境に運気がアップするんだそう
この運をさらに盛り上げようってことで
縁起をかついで、食べ物にも取り入れていたよう。
土用の丑の日には「う」のつくもと
同じように、冬至の日には「ん」のつくもの
そう「ん」=「運」
にんじん、だいこん、れんこん、うどん、ぎんなん
きんかんなどなど、
「いろはにほへと~」から始まって
「ん」で終わる。
ここにも、一陽来復の願いが込められているんだとか
食べ物と言えば?
かぼちゃ
冬至に食べる物の代表が、かぼちゃですよね?
「ん」のつくものじゃないの?
そうそう、思い出してください
かぼちゃって、「南瓜(なんきん)」とも言いますよね?
これも陰(北)から、陽(南)へと縁起かつぎがここにも!
冬至粥は?
冬至粥には、小豆を使ったおかゆを食べますが
さすがに、これは「ん」は付かないですね
小豆の赤は、邪気を払うと言われていて
邪気を払い翌日から運気を呼び込むと言うことなんですって
かぼちゃと小豆を煮た「いとこ煮」ってのもありますね
なんで「いとこ煮」って言うんだろう??
って思っていたら
こちらにも、意味があったようです。
硬いものをおいおい(甥)いれて、めいめい(姪)
炊き込んでいくから、「いとこ煮」になったんだとか
そして、「こんにゃく」は、「砂おろし」
体の中からもお掃除するってことのようです。
柚子湯にはいる
なんで柚子?ってことなんですが
香りの強いものには、邪気がおこらないと考えられていて
厄払いのための禊(みそぎ)だと言われています。
その他、
柚子(ゆず)=融通がきく
冬至=湯治にかけたなんてことも言われています。
昔の人は、縁起かつぎやごろ合わせのセンスが
抜群だな~って思って
こう言う話を調べたり、聞いたりするのが
私は結構好きかも
我が家でも、柚子の木があって
今でこそ実がなりますが、最初の数年は
花も咲かなかったり花が咲いても実にならなかったり
思うような実がなるまで意外と年数がかかるんです。
「長年の苦労が実る」って感慨深いところもありますしね
柚子には、香りだけではなく
香りの効果と柚子の皮に含まれるクエン酸やビタミンCは
美肌効果もあって、血行を促進し冷え症も緩和できるという
女性には嬉しいですね!